SF小説・未来の出来事41 試し読み

その一人の人物とは若い尼僧だ。眼の大きな睫毛の長い痩せ型の女性で若美人妻と若い男を見ると微笑みながら深く一礼して、
「ようこそ、おいでくださいました。それでは、これから最初から最後まで、お二人様の交接を拝見いたします。」
と挨拶したのだ。
若い男は大超仰天して、
「見学される、という事ですか?そんな事は初めてだし、なんとも恥ずかしい気もしますよ。」
と右手を自分の後頭部に当てて云う。尼僧は大真面目な顔で、
「これも仏教の修行の一つなので、ございます。男女の性愛の営みを見ても心を動揺させないのが、やがて涅槃へと到る道のりを平坦なものに致します。ですので、この部屋も使用料は無料です。わたしたち尼僧の修行のために当時院で無料開放しております。若奥様は前の部屋も無料でしたが、あれは使用許諾契約書に実印で捺印していただきましたので、無料にて使われました。」
と説明した。
若美人妻は、
「ええ、あの部屋で動画撮影してアダルトビデオとしてネット配信するという事でしたね。」
尼僧は微笑みの頷きで、
「左様で御座います。男性の方は目隠しを入れます。奥様は目隠しを入れなくてもいい、という事でしたので一か月は休憩代は無料となりました。今月は何度でも無料で鏡張りの部屋を御使用くださいませ。」
若い男は少し動揺したが、口を開くと、
「いやあ、驚きました。けど僕もAV男優を仕事にしていましたから普通の男性よりは驚きません。女をイカセル・テクニックは相当磨いています。尼僧の貴女も、いかがですか?ここで。」
瞬時に尼僧は真面目な顔になり、
「それは出来ません。わたくし共は菩薩と天上界で結婚するので現生では独身を貫く所存です。菩薩界で女の菩薩となり、男の菩薩とオマンコを楽しむためですから、今世では人間の男とは交わらないのです。それにワタクシは既に、かなりなカップルの性交を眺めております。ですので今は激しい性交にも心は静かな湖面のように動きません。」
と流水の如くに弁ずる。男は得心顔で、
「わかりました。ではラウンドツーという事で奥さん、対面座位で交わり、尼僧さんに見てもらいましょう。」
二人は服を又、手早く脱ぐとトリプルベッドとでもいうべき広いベッドに入り、ベッドの端に腰かけた男は股間の陽棒をアップさせた。若美人妻は男の首筋に抱きつくと自分から白い両脚を大きく開き、絶世の美尻を男に突き入れた。
尼僧からは若妻の尻とか背中が見えている。それを平然と眺める尼僧。男は動かず激しく動き始めた若美人妻の尻を鷹づかみに掴み、動きを加速させてやる。
だが尼僧の顔色は微微とも変化しない。我が美人妻の柔らかな尻の下に見える男の剛棒はミニバットにも見える。男は尼僧を性的興奮に、いざなうように自分も股間を広げて二つの揺れ動く肉玉二つも見せた。けれど尼僧は平然としているのだ。それで男は、
「尼さん。ぼくも一時は僧侶になっていましたよ。だから菩薩の印も結べます。」
と話すと両手で若美人妻の背中の上で色々な菩薩の印を結んだ。男の両手の指は組まれて様々な形に変化したので、色々な菩薩の印を結んでいる。尼僧は顔色を少し変えたが又、平静になり、
「そういうものでは私は驚きませんわよ。でも、あなたを驚かせてあげましょう。」
と答えると尼僧も指で印を結び、
「愛欲菩薩様、いらして下さいませ。」
と部屋の奥に呼びかけた。刹那、奥のドアが開き高い台の上に座った黄金色の菩薩像が現れた。台の下には移動用滑車が、あるらしく尼僧の前まで素早く移動してくる。
尼僧は目の前に到着した菩薩像に自分の指で結んだ印のまま、
「お待ちしておりました。わたくしもベッドの上の、あの二人のように愛欲菩薩さまと交わりたいのです。」
と話しかける。すると菩薩像は顔を歪めて笑顔になると、
「よろしい。わしは、お前の裸体を見れば即勃起出来る。まずワシのモノを見よ。」
と語ると、印を結んでいた菩薩は印を解き両手で腰から下の衣服を、はだけた。パンツなど履いていない菩薩の股間には立派な長い肉棒が垂れ下がっていた。平時での長さとしても十五センチはありそうだ。生き菩薩なのだろうか。尼僧は自分の指の印を解くと、
「それでは参ります。愛欲菩薩さま。」
すらすらすらーっと流れる水のように尼僧は僧服を外す。ひとえの僧服は下には何もなく尼僧はブラジャーやショーツを身に着けていなかった。彼女の股間は剛毛で覆われ、乳房は瓜のような極美乳、後ろから見るとメガトン尻と形容できる巨美尻である。
尼僧の裸体を見ると菩薩像は股間の逸物を勃起させたので、二十センチの長さになったモノは反りかえり、その亀頭は何人どころか数百人の若い尼僧の愛欲壺に埋没して前後運動を行なっている事が分かるような千錬万磨の名刀だ。尼僧は菩薩像の台の上に裸体で登ると大きく両脚を広げて尻を落としていった。
「ああーん、極楽ですわ。愛欲菩薩様。あっ、あっ、いい。」
と自分で巨美尻を上下させる。
愛欲菩薩の両手は尼僧の乳房を揉み上げるように愛撫した。それを見た印を結んだ男は印を解き、
「ああっ、本物の菩薩様が女と交わっているようだ。」
と若人妻の中に挿入している淫棒を硬く維持したまま恐懼的な表情で尼僧と菩薩の愛交を見た。
彼らの性交は二時間は続いた。愛欲菩薩は尼僧から自分のモノを外した。尼僧は恍惚とした表情で菩薩から離れると、菩薩の座った姿に礼拝を捧げる。菩薩は印を結び台車にあるボタンを押したようだ。再び菩薩を載せた台は奥の部屋の入り口のドアまで移動していき、ドアが開いて中に入った。
 若人妻にハメていた男も射精して終了して美人妻は立ち上がった。尼僧は僧服を着ると、
「あの愛欲菩薩様はサイボーグなのです。仏教による鍛錬と修行に加えて最新医学で今までにはない体を備えておられます。それで射精なしに勃起を止められて、先ほど退室なされました。わたくし共、尼僧も生き菩薩様と交わるのは当時院の庵主様も認めておられまして、そうしないとですね、尼僧同士で絡みあったりして同性愛に走ったりしますので、そうなると仏の教えにも反しますし、ですから、当時院には愛欲菩薩様が滞在しておられます。」
と縷々、述べた。
若い男は服を着る、若美人妻も衣服を身に着けた。男は立って、
「なるほどですよねえ。僕も修行僧の時代に愛欲菩薩様は伝説として話を聞いた事があるのですが、サイボーグだとは知りませんでしたよ。超人的な方だとは知っていましたけど。」
と興奮冷めやらぬ、その興奮は若美人妻の体を抱いたのも含まれるが、顔で感慨を述べた。
若人妻は頬をピンク色に染めたまま、
「この部屋では撮影は、されていないのですね?」
と聞くと尼僧は、
「ええ。撮影は、ここでは行なっていません。わたし共の修行の場ですから。」
との答えだった。
二人は部屋を出て寺院風ラブホテルを出たが本物の尼僧のいる寺院でもあった訳だ。
 二人の乗る軽自動車が寺院風ラブホテルから出て来ると丹廷臣の乗った清掃作業車も発進する。軽自動車は福岡市郊外の寺院の前で停車すると若い男を降ろした。男は自分の髪の毛を掴むと長髪を気剥がした。その後に見える男の頭はツルツルテンの坊主頭だったのだ。男は若美人妻の乗る軽自動車を振り返ることなく寺の山門の中に入って行く。
丹廷臣は清掃作業車の運転席から寺院に入る男と軽自動車の若美人妻を望遠で撮影した。美人妻の軽自動車からは、かなりの距離を置いている。(これで巧くいった。でも、もう少し突っ込んでみれるなあ)と思う丹廷臣だった。スマートフォンで依頼者のメールアドレスに結果報告を送る。

 午後五時過ぎに流太郎の地下の部屋へ訪れた紺色背広の中年男はソファに座り、丹廷臣に嘆きの表情で、
「やはり妻は浮気をしていたという事ですね。電子メールに添付された画像を見ました。探偵さんの報告も写真より画像の方が早いですね。」
と感心する。丹廷臣は活気づき、
「すぐに報酬をネットバンク経由で、お振込みいただき有難うございます。実は更なる詳細報告を、お届けできると思いますが、いかがでしょう?」
と持ちかける。寝取られ中年男は興味を示すと、
「ほ、そうですか。お願いしたいもんですね。金は持っていますから、すぐに支払えますよ。まあね、胸のモヤモヤが消えただけでも健康上でいいからね。それにしても探偵さん、あなたは見かけによらずに凄い腕前だね。その詳細報告も、お願いしますよ。」
と快諾したものだ。
依頼者が出ていくと社長の流太郎は嬉しそうに立ち上がり、丹廷臣に近づくと彼の肩を手で叩いて、
「よく、やったな。これからも頑張ってくれよ。詳細報告もね。」
と激激奨励した。丹廷臣は両手を両膝に置くと、
「期待していて下さい、社長。」
と明るく答えるのだった。

一週間後に若美人妻と例の男は又、あの寺院風のラブホテルに軽自動車で乗りつけて部屋を取る。休憩費が無料となる、あの鏡張りの部屋だ。二人は、その部屋に入る前に六十代の女性が箒や清掃道具を使って、その部屋の外の壁などを掃除しているのを見た。それでも気にならない二人は部屋へ入ろうとすると、その初老清掃女性は二人に気づき、
「あ、ごめんなさい。又、後で掃除に来ますね。」
と箒を片手に持ち、移動しようとする。
若美人妻は若い男と腕を組んだまま、
「あら、いいのよ。わたしたち、気にしませんから。なんなら部屋の中も掃除していても構いませんよ。わたしたちは気にせずセックスしますし、ね?」
と、ね?の言葉の時に腕を組んでいる若い男を見上げる。男は、うなずき、
「そうですよ、おばさん。ぼくらは無料で休憩しますから、あなたも気にせずに掃除を続けてくださいね。」
と話した。
清掃婦は少し、ためらったが、
「それでは御好意に甘えて掃除を続けさせて貰います。」
と答えると又、両手で持った箒を動かし続ける。
二人は腕を組み、腰をピッタリと附着させて部屋に入る。
清掃婦は箒を壁に立てると、
「ふーっ、疲れた。」(でも昼の一時から、御盛んな事。)
それでも手にした雑巾で壁を拭き続ける。
壁が厚くないらしく、やがて男女の性愛の声が聞こえてくる。
清掃婦はニヤニヤして、壁に耳を当てる。が、すぐに耳を離し、
又、掃除を続けた。
そこへ若い尼僧が僧服を着た姿で通りかかると足を止めて、
「あら、新人の勝野さん、頑張っているわね。一般の清掃会社の二倍の時給だから働くのは二分の一の時間で、いいわよ。」
と話しかける。
勝野と呼ばれた掃除婦は壁を拭く手を休めずに、
「あい、わかっています。それだけ二倍働かないと、と思います。」
と尼僧に顔を向けて微笑んだ。若い尼僧は大きな尻を左右に振りつつ歩いて行った。
若い尼僧にも部屋の中の男女の睦み声は聞こえたのだが彼女は平然としていた。恐らく修行を積んだのだろう、愛欲菩薩の像のある部屋で。
 次の日、朝の集まりで僧院長の尼僧は、
「昨日一日で清掃して頂いていた勝野さんが辞めました。又、募集しますけど、次の人が来るまでは皆さんの仕事となります。」
と全員の尼僧に呼びかける。
きのう清掃婦を見て声を掛けた若い尼僧は、
(頑張っていたのになあ、昨日は。やっぱり歳なのかな。六十過ぎに見えたし、腰も少し曲がっていた)
と思い返していた。
昨日、清掃婦の勝野は仕事が終わると僧院ラブホテルを出て近くの林の中に入った。手には大きなバッグを下げている。
人目には全く見えない所に来ると老女の勝野の曲がった腰は、真っすぐに伸び、バッグを地面に置いて両手を自分の顔面に当てると顔を引っ掻くような動作をした。すると老女の顔が剥がれて現れた顔は・・・。丹廷臣だったのだ!
 事務所に帰ると丹廷臣は紺色の背広の依頼者に会った。中年の重役の依頼者は座った姿勢で身を乗り出して丹廷臣に、
「追加の証拠が手に入ったんですね?丹さん。」
と問う。
丹廷臣は背広の上着のポケットから箒の先端のようなものを取り出し、テーブルに置くと、
「この中に奥様と若い男のラブホテル内での模様が収められています。ここに収録したものを別の外付けハードディスクにコピーしました。それが、こちらです。」
と又、ポケットからパソコンに接続できる外付けハードディスクを取り出すとテーブルに置く。丹廷臣は、
「これを、お渡しします。わたくしは既にノートパソコンで確認しております。コンクリートマイクと超強力な赤外線撮影を可能にしたコンクリートカメラとでも云うべき機能により、部屋の外から出も録画、録音が可能な機器を使いました。」
と説明する。
寺院風ラブホテルで清掃婦に化けて這入り込んでいた丹廷臣は依頼者の若美人妻の情事を撮影、録画する事に成功していた。寝取られた重役の男は嘆きつつも外付けハードディスクを手にすると上着のポケットに、しまい込み、
「どうも、ありがとうございました。今夜にでも妻を問い詰めてみます。思い当たる節は実は、あるんです。妻が若い男を見つけ出した事について、ですね。この追加の証拠に対する、お礼は後程させていただきます。今すぐ、の方が、よろしいですか?」
と望遠鏡を覗くような眼で重役の男は丹廷臣を見る。丹廷臣は右手を出して左右に振ると、
「いえ、後程で構いませんよ。収録されたものを御覧になってかららで、宜しいのです。ブルーレイを超えるグリーンレイの動画に収録しております。」
重役は、それを聞くと満足げに、
「グリーンレイを再生できる機器を内蔵したパソコンを自宅にも持っていますから、自宅で見てみます。ありがとう。」
と話すとスラーリと立ち上がった。

 重役の男は自分の邸宅に自家用車の自動運転で帰るとパソコン専用室とでも称したい広い部屋に入る。横長の机に向かうと依頼した探偵の丹廷臣から受け取ったグリーンレイの動画が記録されている外付けハードディスクをパソコンにセットした。
そのパソコンのディスプレイは壁に大きなスクリーンに見える程の大画面でキーボードなどの操作する部分と同じ場所には、ない。
縦横が共に2メートルもの長さがあり、そこには実物大の大きさで人物が映し出される。
外付けハードディスクの内部が、その大画面に映し出された。男はヘッドフォンのようなものを頭に乗せた。実は、これが新しい進化したマウスなのだ。
左右のクリックは頭の中でヘッドフォンに似たものの左右のどちらかを意識すれば、いい。その意識がパソコンの大画面のカーソルを動かすのだ。まだ未開発といえる部分もあり、クリックが意識でしにくい場合はヘッドフォンの右左のドチラかを指で触ればいい。
カーソル自体は意識で動かせる。
そのヘッドフォンは耳まで届かないで、こめかみ、の部分に当てられる。そこから装着している人の意識を読み取れるのだ。ドラッグ・アンド・ドロップも意識で出来る。
重役の男は動画のアイコンをクリックした。そのアイコンには「ラブホテルの部屋」という名称が付けられていた。
妻と若い男は既に全裸結合中だった。
対面座位の姿勢で激しく腰を振る二人。カメラレンズはベッドの上の妻を正面から捉えている。大きな白い妻の乳房は若い男が荒々しく掴み、揉む。それと同時に妻の顔が快楽で歪んだ。夫の自分には見せない淫らといえる極美尻の動きには夫の自分さえ涎が出そうだった。
それも実物大の妻と若い男との結合、座って向き合い性器を結合させている。男は快感を男棒に極めたのか、激しく、のけぞった。その途端に男の長髪が全部、後ろに滑り落ちたのだ。男は丸禿げだった。いや、よく見ると僧侶の剃髪した頭のようだ。妻は尻を振りつつ、
「あなた、もしかして坊さんなのかしら、あんっ。」
と彼女も長い髪を後ろに振り乱し問いかける。男は若美人妻の大きく揺れる淫乳房に吸い付くと離し、
「そうだよ。僧侶って資格を取ると暇が多く出来るから、性感マッサージも、やっているんだ。」
と答えると又、美人妻の淫乳首に吸い付いた。若美人妻の夫は嗚呼然としたのだ。僧侶に抱かれる自分の全裸の妻。なんという事であろうか。それにしても鮮明な映像だ。グリーンレイの動画は妻の乳首まで近くで見るようにハッキリと見えた。そこで映像を止めて、妻のいる居間へと向かう重役の男。
妻は大晦日なので掃除をしている。重役夫は妻の背中に、
「おい、昼代。おまえの浮気映像は撮影されているぞ!」
昼代は雑巾を動かす手を止めて夫を振り向いた。
「なんですの?そんなもの・・・。」
だが否定は出来ない美人妻の昼代だ。昼代は再び夫に背を向けて雑巾がけを始める。
重役夫は妻に駆け寄ると彼女の雑巾を持った右手の手首を握った。雑巾はサヨナラとばかりに床に落下する。夫は妻の手を引き、
「おれの部屋へ来い!」
と美人妻を引き連れた。夫の部屋へ入り、大きなパソコンのディスプレイを見た妻の昼代は驚きの目をして、
「あっ、これは・・・どうして撮影されているの?」
と夫を見上げて聞く。夫の丸雄は妻の右手を握ったまま、
「探偵に頼んだんだ。動画はグリーンレイの動画で今、静止させている。おまえの尻の動きと乳首が、たまらない。でも、どうやって、あの男と知り合ったのだ?」
昼代は観念したような瞳で不敵に、
「ふふ。あなたの開発したアプリを見たの。それを使っている出会い系サイトに入って、自分のアソコをアップロードしたら数秒で相性がいい性器の男性が紹介されたわ。それが僧侶の、あの男性。本当に性器のマッチングがよくて・・・昇天してしまったの・・・。」
と激白した。夫の丸雄は俯くと、
「そうだったのか・・・。確かに、あのアプリケーションは私が開発した。それを使っての情事か・・。」
「ごめんなさい。もう、しません、浮気なんて。」
と話すと頭を下げた妻の昼代は、けなげだった。丸雄は少し気を取り直すと、
「結婚するまで、おまえはオレの秘書だったものな。パソコンの専門学校を出てウチの会社に就職した。」
「ええ、ええ、そうよ、あなた。」
夫の産田丸雄は妻の昼代の手を放して、
「明日か明後日には作られるものも、あるんだ。その時は満足させて、あげられるよ昼代。アプリケーションの開発に夢中で、おまえを半年も抱いていなかった。開発後も疲労が溜まっていて、おれのモノが立たない。申し訳が立たない、ではなくてペニスが立たないという事だ。でも、俺はグリーンレイの動画での、おまえの裸体を見て半立ちになったんだ。ほら、触って御覧。」
と妻の右手を取ると自分の股間に導く。妻の昼代は、
「あっ、半立ちなのね、あなた。」
と嬉しそうだ。
「ミス・パソコン福岡にも選ばれた、おまえだ。あの男は何人目だ?」
「浮気相手としては二人目よ。性器マッチングアプリで探しての二人目。」
夫の半立ちのモノを掴んだまま昼代は答える。産田丸雄は、
「二人目だったんだな。おれは?何人目だ?」
昼代は夫の目を見て、そして夫の股間を見ると、
「あなたが初めてだったわ。大事な所を許したのは。でもキスだけなら30人位かしら。」
と答えて夫の股間のモノを強弱をつけて握り、緩める。たちまち完全勃起に近づく夫の産田丸雄は、
「ああ、気持ちよくなるし血液が股間に来るよ。では30人の男と交際したんだな。交際期間は短かったろうな?」
「そうね。でも1日に5人とキスした事もあるの。」
「5人も!?すごいな、どうやって?」
「それはね、ウフフ。2時間ごとに待ち合わせ場所を変えれば、いいだけよ。おっぱいも服の上から触られたけど、それ以上は触らせなかったわ。」
「キスしながら胸を触られた訳か。」
「そうね。でも服の上からだけ。」
昼代は夫のモノを握った手を亀頭の部分に移動させ、柔らかく握る。たちまち産田丸雄は激しい勃起を起こした。ズコーンと完璧勃起した丸雄は妻を抱き寄せ、
「久しぶりの立ち方だ。昼代。いくぞ。」
「はい、あなた。」
その部屋にはダブルベッドも何故か、ある。全裸になった二人は、夫婦らしい交わりを六時間も続けた・・・。